ファクトリー
第3グループ
取組紹介

 ポストLEDフォトニクス研究所(pLED)では、深紫外光や赤外光、テラヘルツ波等、それぞれの波長域の特質を活かした様々なテーマに取り組んでおり、これらテーマの進捗管理や選択と集中を行うための仕組みとして、ステージゲート法を用いたテーマアセスメントを導入しています。
 pLEDのステージゲート法では、研究のスタートから事業化に至るまでのプロセスを4つのステージ(ステージ0~ステージ3)に区切り、各ステージを通過するための目標値をあらかじめ設定した上で、技術性と事業性の2軸から対象テーマの科学的かつ客観的なアセスメントを行うことで、当該テーマのポートフォリオ上のポジションを明確化しています。ステージが上がるにつれて、技術性と事業性がより高いレベルで求められるようになっており、ステージ3に至ったテーマから優先して、社会実装に向けたビジネスモデルの検討を進めてきました。

 ファクトリー第3グループでは、ステージ3に達した、比較的事業化に近いテーマのうち、特にスタートアップ設立による社会実装を目指すテーマを支援しています。本機構では、徳島県工業技術センターや、とくしま産業振興機構等、県内各機関の実務者の参画を得て、事業目論見書とビジネスモデルの検討を実施しており、2024年度中に設置を予定しているスタートアップで取り扱う分析機器が、「とくしま創生アワード2023」で準グランプリを獲得する等の成果を生み始めています。
 またスタートアップ設立と並行して、地域企業との連携も模索しており、定期的に企業へ向けた製品デモ等を実施しています。

作成した製品の試作機と、それを用いた企業向けデモの様子

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