ファクトリー
第1グループ
取組紹介

 ポストLEDフォトニクス研究所(pLED)では、深紫外光や赤外光、テラヘルツ波等、それぞれの波長域の特質を活かした様々なテーマに取り組んでおり、これらテーマの進捗管理や選択と集中を行うための仕組みとして、ステージゲート法を用いたテーマアセスメントを導入しています。
 令和6年度からは、新たな執行責任者のもと、ステージゲート法の弱点を補うために新たな事業化フレームワークを導入するとともに、これまで進めてきた「選択と集中」に加えて、研究・技術の融合や組合せ等を考慮することで、いかに新たな応用先を見つけ出し、出口を増やすかという視点に立って、社会実装に向けたビジネスモデルの検討を進めています。
  ファクトリー第1グループでは、主にステージ2以前の中長期的な事業化テーマを担当しています。pLEDで取り扱う次世代光技術は、社会実装された例が非常に少ないために、より早期の研究段階から、新規事業化を見据えたPOCサイクルを回し、事業化のフレームワークに取り組むことが重要です。事業化への目利き人材が、研究者とともに先行要素技術開発の方向性を検討することにより、事業化への不確実性を抑制し、研究から社会実装までのシームレスな伴奏支援を実現します。
 また、研究段階等の、できるだけ早い段階から企業との連携を模索することで、事業化フレームワークと要素技術開発を視野に入れた研究開発に取り組み、研究者や学生等の事業化・起業家マインドの醸成を図ります。
 将来的には、POCサイクルを回す中でブラッシュアップしてきたビジネスプランと育成した人材により、大学発ベンチャーの立ち上げに繋がることを期待しています。

取り扱いテーマの一例

微細構造光増幅技術(プラズモニクス、メタマテリアル)による、高感度赤外センサーの開発。(免疫検査等への応用)

疾病由来の生体分子(バイオマーカー)を従来よりも高感度に検出することによって、疾患の超早期発見が可能となり、健康寿命の延伸に繋がることが期待されています。我々は、ナノメートルスケールの微細構造を用いた超高感度光バイオセンサーを実現することによって、治療医療から予防医療への転換を促す研究を推進しています。
さらに令和6年度からは、企業とともに水質センサーや気体センサーとしての応用を目指した機能検証もスタートしています。

マイクロ光コムの開発とその応用

マイクロ光コムは、複数の光周波数モード列が櫛の歯状に等間隔で立ち並んだ超離散マルチスペクトル構造を有し、電気的手法よりも桁違いに高品質な超高周波光電気周波数信号の生成が可能です。更に、半導体プロセスにより一括大量生産が可能なため、将来的には超小型・単純・低価格化が期待できます。

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